これは、未だに理解不能の経験でした。
18歳の冬に1ヶ月だけ、チラシ配りのバイトをしていました。
そして、配り中、お腹が痛くなってきました。
配布する決められた地域にはコンビニ一つありませんでした。
どうしよ〜と焦り、走って探したのですが、無いのです。
しかし、聖天さんをお祀りしているお寺に併設されている公園を見つけました。
公園ならばトイレはあると思い、急いで公園に行きました。
さて、トイレを開けようと思っても開きません
誰か入ってるような気配があったので
ノックして、言いました。
早くして下さい‼️
当時の私は血気盛んの頃だったので、激しくドアを叩いていました。
すると、ようやくドアが開きました。
老人でした。
その老人は、いきなり私に向かって言ってきました。
「おっ!フーマンさん!フーマンさんじゃないですか!」
私は頭が真っ白になりました。
驚きすぎて腹の痛みが止まりました。
私は言いました。
「おっちゃん、俺の名前はフーマンやで。どういう事や?俺、まだ18歳やぞ?よう見てみ。」
と言いました。
すると老人は「そう言われれば若いなぁ。てっきりフーマンさんが迎えにきてくれたとばかりと思ったわい。」
「しかし、フーマンさんと顔が同じやわ。」
と言います。
気色悪いなぁと思いながら聞きました。
「極◯か?」
すると、老人は、
「そうや、昔はな。今は乞食の身分や。
フーマンさんは、ワシらの組長やったんや❗️
ほんまに凄いお人やった。
アンタもフーマンさんって言うたな。色々、極◯の世界と、絶対なったらあかん事を教えたろ!ちょっと、そこに座って。」
と言ってきました。そして、かなり勉強になりました。
その老人は乞食のような格好なのですが、
眼光が非常に鋭く、金のネックレス、金の指輪をはめていました。
入れ墨も見せてもらいました。
そして、最後に私は、まさかと思い、聞きました。
「なぁ、オッチャン、その組長の名字は、、、?」
すると老人は顔を下に向けて、ボソッと言いました。
【フジ、、、、】
驚愕でした。それも私の名字です。
私は言いました
「えっ?嘘やろ?俺の名字もフジやで、フジ フーマンやで?どう言う事?」
と聞いたのですが、何も喋らなくなりました。
もう私は軽いパニックになりました。
でも、そろそろチラシを配らないといけないので
私は老人に、「じゃあ、そろそろ行くわな。有難‼️じゃあな!」と言いました。
すると老人は、「元気でな。」と小さな声で言ってきました。
そして、二、三歩歩いて、振り返って、もう一回、
手を振ろうと思い、振り返ったら、、、、、
【いないのです。】
あり得ないと思いましたが、この現実をどう受け止めたらいいか。
公園は見通しがよく、開けているので、その老人がどこかに行こうとしても、私が二、三歩の数秒で振り返って見て、いない事など、あり得ません。
本当に不思議な体験でした。
総裁 フーマン 拝