fuman999’s diary

現在は日常の日記です〜敬天明神会

歴史から考察〜敬天明神会

上杉謙信を語る上で欠かせないのが、

【甲斐の虎】と呼ばれた武田信玄

【相模の獅子】と呼ばれた北条氏康だ。

信越を制圧していった武田信玄と、

関東平野を制圧していった北条氏康もまた

稀代の英雄であり、北陸の上杉謙信

三つ巴の激闘を繰り広げた。

武田信玄は9歳、北条氏康は15歳、

上杉謙信よりも年上の世代であり、

二人はほぼ同時期に、

最も若い上杉謙信を残して病死した。

この武田信玄北条氏康という二人の英雄の死に方には、共通したことがある。

どちらも死に際して、死後は上杉謙信を頼るように、子どもたちに遺言したことである。

【父はなんとか上杉謙信と互角だったが、おまえたちは父ほど優れていないから、上杉謙信と戦ったら絶対に負けるぞ。上杉謙信は頼ってくるものは守る人間だ。だから父の死後は、上杉謙信を頼れ】

と後継者や家中の者たちに言っている。

生前は火花を散らしたライバルなのに、死後は自分たちの家族を託したのである。

これが、武田信玄北条氏康の名将たる証でもある。

ずっと戦ってきた敵だから、とにかくムカつく、大嫌いである、というわけではなかった。

そういう感情論は別にして、きちんと相手のことを評価している。

敵対関係ではあったが、まさに「好敵手」という感じで、良き対戦相手だと思っていたのである。

【英雄は英雄を知る】とよく言うが、たとえ敵対関係であっても、才能の高さや人柄の良さは認めるようにする。

敵対している相手でも尊敬があれば、冷静に応対できるようになる。

嫌いだから、なんかムカつくから、許せない敵だから、と感情的になると、結局その感情の部分を突かれて失敗する。

感情と畏敬は別に考えるべきなのである。

社内や取引先の人間に、どうしても好きになれない、という人がいるのは世の常である。

しかし、好きになれないというのは感情の話である。

その人の好きになれない部分があっても、仕事では100%以上の結果を出すとか、人にはない高いセンスを発揮する、といった能力があったら、まずはそれを認めることである。

【あなたの性格は私とは合わないが、あなたの仕事はすごいと思う。だから仕事を任せたい!】

と、合わないことをはっきり伝えても、相手はきちんと結果を出してくれる。

結果を出せる人間もまた、感情とは別に仕事をするからである。

【あの人はあまり好きになれないから、能力はあの人の60%程度しかないけど、自分が好きな人と仕事をしよう】などというのは、感情に引きずられた惰性であり、自分たちの力を合わせた仕事が、60%程度の完成になってしまうのである。

感情を別にして、相手の良いところは認める。

それが、自分自身の仕事の可能性をもっと大きくしていくコツである。

フーマン。