【人間50年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり、1度生を得て滅せぬ者のあるべきか、、、、】
私が大好きな織田信長が好んだ歌です。
さて、時は戦国時代!!
この【人間50年】が当時の平均寿命を表したものと誤解されているのです!!
確かに信長が本能寺の変で亡くなったのは49歳、、、、
他の武将たちも多くが50歳前後で亡くなっている、、だから勘違いも起こるのですが、、、、
この【人間50年】とは何を意味しているのか、、、
人間50年の意味を知るには、【下天】にあります。
【下天】とは→仏教の天上世界には6段階があると考えられています。
6段階は欲望のレベルで決まります。
【下天】は6段階の→【最下位世界】になります。
その世界での1日が人間世界の50年に相当する長さに、、、、
下天での寿命は約500歳と言われています!!
下天での1日が人間世界の50年です、、、、、
死後、下天に行けば、、、
寿命は50年×365日×500歳=912.5万年というアホみたいな長さに、、、
そう考えると人間世界での50年など、下天での昼寝タイム、、、
つまり、この歌は人間世界の50年間を下天における時間感覚と比較しただけで、、、
【人間の寿命が50年である】という意味ではない、、、
フーマン。