世界の方向性が決められるダボス会議が、
今年も1月16日から20日の日程で開催されました。
ダボス会議というのは世界の政財界のトップリーダーが集う会議でここで決められたことが各国政府や各国大企業によって進められて行きます。
例えば、2020年のテーマは、
【持続可能な社会(Sustainable World】でしたが、その直後から日本の街中でもサステイナブルという言葉を目にするようになっています。
2021年のテーマは【グレートリセット】で、
その方針に基づいて最近は、金融システムや経済システムの再構築がなされているところです。
さて、2023年のテーマは何かというと、
【分断された世界における協力の姿】
となっています。
貴方もご存じの通りウクライナ紛争によりまして、
ロシアと西側諸国は分断されました。
そして、中国もどちらかというとロシア寄りであり、
ロシアと中国は今年のダボス会議不参加です。
そして、協力するというのは、2通りの読み方ができます。
一つはロシアと和解して、また協力してやっていきましょうという読み方です。
もう一つは、西側諸国、アラブ諸国、インドで協力してロシア中国に対抗していこうという読み方です。
この辺りは曖昧なところではありますが、
閉会式で、ダボス会議の総裁が
【今日、世界はより分断されているが、明日もそうである必要はない】と述べています。
素直にとると和解方向だと考えられます。
ここ数年、独自路線を推進したアメリカが、
協調路線に戻す姿勢を出していたと報じられています。
となると、去年みたいに米ドルだけ強すぎる
ドル高はもう起こりにくく経済制裁も少なくなって貿易が活性化し世界的に景気は良くなると予想されます。
というわけで、ここ数年、規制や変化や対立が激しかったのがちょっと落ち着きそうです。
数年前に決められた環境対策や、金融システムの再構築などは進められつつも比較的平和に推移して経済も回復するのではないでしょうか?
ただ、経済回復するということは、、、
ビジネスをする人は儲かる一方、、、
指を咥えて見ている人は置いてかれます。
いずれにせよ、社会の変化を見て、時代の流れに合わせて、ちゃんとアクションすることが大切です。
フーマン。