1960年代は、全国の大学生が日米安保条約の更新に反対して各地でデモを引き起こし年々人数が増えて過激になっていった時代でした。
今の時代では信じられないかもしれませんが、、、
国会前に33万人が集まったり、新宿駅や東京大学を占拠したり山の中で軍事演習したりして開放しに来た警察官と軍事衝突していたのです。
そして、怪我人どころか死亡者もでていて、、、
逮捕者は毎回数百人というレベルでした。
国会前デモの時、首相岸信介は、警察だけでは抑えられないと判断し、、、
旧軍人や右翼団体、さらには住吉会、錦政会、松葉会といったヤクザにも協力依頼するほどでした、、、
反社会勢力と食事しただけで叩かれてしまう今では想像つかないやり方です。
当時の日本人大学生は、なぜ、警察や右翼やヤクザと命を懸けて戦っていたのかというと、、、
日本をアメリカの属国とせず、独立させたかったからです。
彼らは、アメリカに支配されていたキューバで革命を起こしたカストロやゲバラに憧れていて同じようなことをやろうとしていたのです。
ただ暴れたいというわけではなく、、、
アメリカの植民地にならないために、なんとかしないと思って必死で戦っていたわけです。
しかしながら、過激さが増すにつれ、、、
応援する社会人が減ってしまい、、、
1970年以降は一部過激派を除いて自然消滅していきました。
一番強かった過激派日本赤軍も、よど号ハイジャック事件を引き起こして、北朝鮮に亡命したりテルアビブ銃乱射事件を引き起こして死んだり逮捕されたりして
消滅していきました。
日本赤軍とは何なのかという、、、
学生運動の中から出てきた過激派の一つであります。
今の日本人大学生と違いすぎるなとつくづく思います。
当時の日本人大学生は日本の将来を憂えて本当に真剣に闘っていたのです!!
一方、今の時代といえば、、、
そもそも何も考えていないですし、誰かが何かを奪いに来ても、はいどうぞと差し出す人ばかり。
安保闘争時代から、わずか50年でありますが、、、
日本人はもう骨抜きにされてしまい、気概がある人がいなくなってしまったなと思います。
フーマン。