スイスの大手銀行と言うと、お金が溢れて、
安泰で無敵なイメージを持つ人も多いことでしょう。
しかし、最近株価が暴落したクレディスイス銀行は、、、、
2021年12月期連結決算で2300億円
2022年12月期連結決算で1兆円の赤字を出しています。
投資運用の失敗と、、、
顧客流出によるものです、、、
そして、今月15日、アメリカのシリコンバレー銀行破綻の影響を受けて、、、
クレディスイス株は売りに売られました。
さらに、クレディスイスの筆頭株主である、、、
サウジナショナルバンクが、追加投資しない意向を発表すると最大31%の下落に、、、
その後、スイス中央銀行が支援を表明し、
クレディスイス銀行は最大7兆1000億円を
借り入れることを発表すると、、、
16日朝にはだいぶ値を戻しました。
しかし、結局また16日17日と下げ続け、、、
3月15日の終値に近づいてきました。
また、株価が乱高下しているだけではなく、
この一連の騒ぎで実に1/3の顧客資産が流出してしまったということです。
では、この後、クレディスイスの株価は、どうなってしまうのか?ということですが、
もはや打つ手なしで溶けてしまい銀行破綻となるかもしれません。
今回の銀行ショックがなくても、クレディスイス株は下げ続けており2007年に84スイスフランだった株価は現在たったの1.86スイスフランです。
途中やや持ち直すことはあったものの、、、
右肩下がりで下がり続けていて、、、
スイス国立銀行が支援を表明しても下がり続けている現状では、もはや厳しい感じであります。
というわけで、どれだけ歴史がある巨大銀行でも潰れる時には潰れますので
お金の置き場所にはくれぐれも気をつけた方がいいです。
今回の世界的金融ショックは、まだ始まったばかりであり、これから世界各地で銀行破綻が相次ぎそうですので早めに対策しておきましょう。
フーマン。