熊野神とは、和歌山県熊野地方の熊野本宮大社、熊野速玉神社、熊野那智大社の3社に祀られる神霊のこと。
私】どの神が一番ええんや?
白龍】どの神でも同じ神力だ!!
私】ふ〜ん、、、
熊野本宮大社の祭神であるケツミコ神は、スサノオノ尊の別名で、この神は樹木神とされている。
白龍】違う!ケツミコ神とスサノオとは別神だ。樹木神でもない!!
私】はいはい!!
その由来は、スサノオノ尊が多くの木種を持って天からやってきて、息子のイソタケル神と妹のオオヤツヒメ神、ツマツヒメ神に命じて、熊野の一帯に植えさせた結果、この地に樹木がよく繁殖した。
という日本神話の事績にちなむものだ。
白龍】適当に作り話しをしよって!!💢
私】まぁ、ええやん!!笑
イソタケル神が、全国の植林事業を終えた後、この地に住んだ事から、古くは【木の国】と呼ばれたが、、、、
のちに改められて、紀伊国になった。
ということが日本書紀に記されている。
そんな訳で、本宮大社に祀られている神は、そもそも熊野の山や、樹木の精霊との関係が伺える神霊なのである。
白龍】熊野の山や樹木には熊野神の眷族神が莫大にいるぞ!!
私】ほんまかい!!
熊野速玉大社の祭神は、イザナギ神、イザナミ神の子のハヤタマオ神である。
熊野山々は、山、滝、海という自然の神秘性を背景としているが、他の2社がそれぞれ山と滝に関係する特徴を示していることからすると、、、、
速玉大社は海ということになる。
白龍】これは正しい見解だ!!
私】そうなんや!!
実際に同社の神事に、神輿を船に乗せて海上を渡り、神霊を島に渡らせるというものがある。
これはおそらく、漁業守護の信仰などと深く関係する祭りであろう。
白龍】その通りだ!!
私】漁業の人達だけの為の神霊か?
白龍】違う!!
熊野系の神社の一つに沖縄県那覇市若狭の波上宮があって、祭神として、イザナミ神と共にハヤタマオ神が祀られている。
熊野とはるか南の沖縄に祀られている神霊は、母なる黒潮によって結ばれていると、考えられる訳である。
白龍】これは確かに一理ある。
私】そうでっか!!
続く。
フーマン。